一晩病院で過ごした後、赤ちゃんの聴覚、関節等の動き、血圧チェック、そして私の会陰切開の後のチェック、血圧検査、授乳がちゃんと出来ているかを見てもらった。
だいたい11時３０頃には全て終わり、明日自宅に助産師さんが来るのでその時また不安な事があったら聞いてくださいと言われた。
昨日生まれてきたばかりの赤子をかかえ、旦那に荷物を持ってもらって病院を後にした。
実際歩いてみるととても酷い前身の筋肉痛＆子宮あたりが若干痛み妊婦並みの速さでしか歩くことが出来なかった。
家についてからはこの２日間陣痛＆初めての赤ちゃんとの夜でまったく寝ていなかった疲れが一気に押し寄せ２時間ほど夢も見ずに寝入ってしまう程だった。
昨日から初めた授乳だか早速乳首が痛みだしていた。家にあるオイルをつけたり、冷やしたりもしたが痛みは増すばかり。。。。妊娠中にオイルで乳首周りをマッサージしていたのにここまで痛むとは。。。速攻アマゾンで乳首クリームを注文した。
１回の授乳に２０分ほどかかり、そのうち赤ちゃんが必死にミルクを飲んでいるのは最初の３分くらい。あとは疲れてしまうのか、ウトウト寝ながらたまにふと起きて３口程飲みまたウトウトの繰り返し。
２０分授乳してもきっと赤ちゃんも吸う疲れと眠気でほとんど飲めていないようで、１時間もすればすぐにグズッてまた授乳が始まるという終わりのないルーティン。
赤ちゃんは３時間置きに起きるって聞いてたよーな。。現実はかなり厳しそう。
でも授乳が終わった後満足そうに伸びをしたり、ウトウトしている姿は本当にかわいいくて仕方ない。

10時１７分に娘を出産し、色々後処理をしたあと６人部屋のトイレとシャワーが付いてる部屋へ移動したのは１４時前くらいだった。
新生児用の服とおむつが足らなそうなので、旦那が一端４時頃家に戻り日本から手伝いに来てくれてる母親を５時頃連れてきた。
その時私は食事担当の人よりメニューを渡されており、メインメニュー、デザート、ドリンクを選ぶように言われた。メインメニューはビーフ、チキン、ポーク、ベジタリアンメニューとレストラン並みの品ぞろえでデザートもホットデザート、コールドデザート合わせて６種類ずつ以上もあった。
私はそこからチキンティカとルバーブアップルクランブルとオレンジジュースを選んだ。メニューの名前からして私はイギリスということも忘れものすごく夕飯に期待した。
５時半に夕飯が運ばれてきてからガッカリしたのは言うまでもないが。。。みんなが無難にフッシュアンドチップスが一番普通に美味しいと言っていたことをその時になって思い出した。
最終面会時間の８時前には旦那も母親も病室を後にし、いよいよ新生児と２人きりの初めての夜を迎えることになった。
その日は毎週木曜日に行われる妊婦向けの病院見学の日と重なっており、１５分置きに１０人くらいの団体が病室を覗きに来ていた。
そんな時大人しく今まで寝ていたわが娘がベットで突然ミルクを戻した。
意外と多い量を吐きベットを汚し、てんぱった私はすかさずナースコールを押す。ナースコールがナースセンターで「ビービービー」っと鳴っているのが自分の病室からも聞こえた。
が、一向に誰も来ない。。。３０秒、１分、、、、未だにナースコールがナースセンターで鳴ってるが誰も止める訳でもなく無駄になり続け、そして誰もこない。
「もしかしてこのまま何か詰まって息が出来なくなったらどうしよう」と経験のない私はその時本気でわが娘を心配になって、病室を自ら飛び出しナースルームへ向かおうとした。
その時調度、本日の勤務を終えて呑気に帰る様子のナースを廊下で見つけた。
「この子ベットの上で結構吐いてしまったのだけど！！！」焦る私。。。
「何色だった？」とナース
「白っぽい透明なよーな。。。」と私。
「それはきっとミルクね。きっと大丈夫」と病室に来てチェックをすることもなくそのナースは帰っていった。。。
本当に大丈夫なのか未だに不安が消えない私。とその瞬間ちょっと茶色っぽい物をまたミルクのような液体と一緒に吐き出した我が娘。
これはさすがに何かおかしい！！！！ナースコールを再び押す。
すると１５秒くらいで誰かが来た。
「この茶色いの吐き出したんですが」と見せながら訴える私。
「あっこれはきっと痰ね。助産師に伝えておくわ」と言いさらっと病室を後にした。
これは普通な事よ心配しないで大丈夫！とか少なくてもそんな言葉が欲しかった。がここは日本ではない。イギリスだからしょーがないのか。。。と言い聞かせ落ち着く。
その後も誰かしらがナースコールを鳴らしている音が聞こえたが１～２分は常に鳴りやむことななかった。
ナースコールを鳴らしても来ないナース。。。ナースコールの意味ってなんなんだろうと深く考えた。
夜中の１時頃には痛み止めを配る女性が病室に現れ、一人一人に痛み止めがいりますか？と丁寧に訪ねていた。
そして同じ女性は朝方６時頃にも一人一人に痛み止めの有無を訪ねていた。私は特に会陰が痛む訳でもなかったのでその女性からのオファーを２回とも断っていた。その女性が私に「昨日の夜から一人で不安だったでしょ。でもあなたはしっかり赤ちゃんを見てて偉いわ」と言われて一言でなんとなく涙が出そうになった。
それくらい病院にいるのに一晩不安だったのだ。

2018年12/13, 10:17am 女の子出産。

12/13の日付が変わった夜中12時辺りから、なんだかお腹の痛みで目が覚めた。

何気なく陣痛アプリで感覚を計ると8分、8分、7分、7分、5分と定期的に短くなってきた。

でも我慢出来る痛みだし、これは陣痛じゃないよなって思いながら再び就寝。

再度痛みで目が覚めたのは最後の痛みから47分経っていた。

ネットで色々調べたけど、この不規則な感じは前駆陣痛ってヤツなんだと。人によっては一週間続く人も居ると言う、記事をみてぞっとした…

その後も痛みは11分、8分、4分、7分と小刻みながらも不規則だったのでウトウト寝ながら痛みの度に腹式呼吸でなんとなく乗りきってた。

朝5時頃、旦那がジムに行くためにかけていたアラームが鳴る。

その頃は下痢のちょっと酷い腹痛みたいな痛みが6分感覚くらいで襲ってきていて、さすがに眠りに着けずベットの上であぐらをかきながら痛みに耐えていた私を見て旦那が「大丈夫？」と声をかけてきた。

私は「前駆陣痛だから気にしないで❗ジム行ってきていいよ」と余裕をこいていた。

が心配した旦那が24h助産師が対応しているホットラインに電話し今の私の状況を説明。　

病院に行っても良いかと聞くと、案の定帰ってきた回答は「初産なら出産まで時間が掛かるから家でホットバスにでも浸かってリラックスしてみて」とのこと。

旦那にホットバス入る？と聞かれたがその時私は少し唸るくらいお腹が痛くなり始めていた。

例えるなら下痢だけど、近くにトイレがなくてめっちゃ耐えている感じ。

ベットに横になり痛みの波が来る度にシーツをぎゅーっと強く握らなければ厳しくなってきてた。

「これが前駆陣痛か…本陣痛ってどんだけ痛いの😭」とかなり不安になり始めた。

お湯に浸かると痛みが緩和されると、以前妊婦講習で聞いたことがあったので旦那にホットバスの準備をお願いした。

この前駆陣痛が一週間もつづくものなら、私はどーやって生きていけばいいのか本気で考えた。

ホットバスに浸かるも痛みは和らぐ所か感覚も短くなり、痛みもました。そして出血。

さすがにこの痛みはヤバイと思い、せめて病院に行って痛み止でももらいたいと最初の電話から30分もせずに再び24hのホットラインに旦那が電話。

私が感じてる以上に第三者から見た私の状況にビビった旦那はかなり大袈裟にわたしの状況を電話で説明。そしたら「きっと病院に来ても診察して一旦家に帰ってもらうことになるかもしれませんが、ひとまず病院に来て下さい」と言われ家から車で20分程離れた病院へ車で向かうことに。

その頃の私の状況は30秒起き位に痛みの波が来ていて、家から車の駐車場に向かう短い距離でも二回うずくまり動けない程になっていた。

病院に着いてからひとまず希望していたアクティブバースの部屋に通されたが一刻も早く痛みから解放されたい私は「エピデュアルお願いします」と訴えた。

エピデュアルする前に子宮口がどのくらい、開いてるかチェックするからベットに横になってと言われベットに上るまでにも三回ほどうずくまりようやく横になる。

落ち着いた助産師さんがあたしの子宮口をチェックし「子宮口全開ね❗」と。

今からでもエピデュアルは射てるけど、無痛にすると痛みが和らいで出産に時間がかかる旨が説明され、このまま自然分娩なら20~30分で産まれるわよ!! と言われた。

どーでもいいから早くこの痛みから解放されたい私はじゃーそれで❗と自然分娩を選んだ。

その後は洋服も着替えず、そのまま出産準備が進められ速攻イキんでみてと言われる。

ずっと痛みの度にイキミたかったが、それを我慢していたのでついにイキメル❗と嬉しかった。

何度かイキミ、次は長くイキんでみてーと言われ長くイキムと頭が出てくる感触が。

頭が半分くらいでかかってる時に「ok 次の陣痛でもう一回プッシュよ」と言われ次の陣痛を待つ。その間はもぉ本気であそこが避けると思うくらい頭がグリグリしてて、初めて出産って陣痛が痛いと思ってたけど産むときが一番痛いんだと知る。

そして次の陣痛でのプッシュでようやく女の子の赤ちゃんがオギャーと産まれてきた💛

助産師さんからは本当に上手だったわよ❗と何回も誉められ、妊婦中に頑張ってオイルを塗ってたかいあってか会陰もほんの少し切れる適度だった。

3時間ほど色々後処置やらなにやらした後、部屋のシャワーを浴びて大部屋に移動した。

自分でもビックリしたが出産3時間後にはスタスタ自分で歩きのんびりシャワーを浴び、旦那が買ってきてくれたクロワッサンを4つ食べた(笑)

縫った場所もそこまで痛まず普通に座って旦那と会話する程だった。

結局トータル10時間程で産まれてきてくらた我が子。もぉすでに親孝行してくれてると思うと余計ありがとうでいっぱいになった。