イギリス生活 in Surrey

2018年1月よりニュージーランド人の旦那とイギリスSurrey州に引っ越し。日々の出来事を記録したくて始めました。

NHSで出産その②

10時17分に娘を出産し、色々後処理をしたあと6人部屋のトイレとシャワーが付いてる部屋へ移動したのは14時前くらいだった。
新生児用の服とおむつが足らなそうなので、旦那が一端4時頃家に戻り日本から手伝いに来てくれてる母親を5時頃連れてきた。
その時私は食事担当の人よりメニューを渡されており、メインメニュー、デザート、ドリンクを選ぶように言われた。メインメニューはビーフ、チキン、ポーク、ベジタリアンメニューとレストラン並みの品ぞろえでデザートもホットデザート、コールドデザート合わせて6種類ずつ以上もあった。
私はそこからチキンティカとルバーブアップルクランブルとオレンジジュースを選んだ。メニューの名前からして私はイギリスということも忘れものすごく夕飯に期待した。
5時半に夕飯が運ばれてきてからガッカリしたのは言うまでもないが。。。みんなが無難にフッシュアンドチップスが一番普通に美味しいと言っていたことをその時になって思い出した。
最終面会時間の8時前には旦那も母親も病室を後にし、いよいよ新生児と2人きりの初めての夜を迎えることになった。
その日は毎週木曜日に行われる妊婦向けの病院見学の日と重なっており、15分置きに10人くらいの団体が病室を覗きに来ていた。
そんな時大人しく今まで寝ていたわが娘がベットで突然ミルクを戻した。
意外と多い量を吐きベットを汚し、てんぱった私はすかさずナースコールを押す。ナースコールがナースセンターで「ビービービー」っと鳴っているのが自分の病室からも聞こえた。
が、一向に誰も来ない。。。30秒、1分、、、、未だにナースコールがナースセンターで鳴ってるが誰も止める訳でもなく無駄になり続け、そして誰もこない。
「もしかしてこのまま何か詰まって息が出来なくなったらどうしよう」と経験のない私はその時本気でわが娘を心配になって、病室を自ら飛び出しナースルームへ向かおうとした。
その時調度、本日の勤務を終えて呑気に帰る様子のナースを廊下で見つけた。
「この子ベットの上で結構吐いてしまったのだけど!!!」焦る私。。。
「何色だった?」とナース
「白っぽい透明なよーな。。。」と私。
「それはきっとミルクね。きっと大丈夫」と病室に来てチェックをすることもなくそのナースは帰っていった。。。
本当に大丈夫なのか未だに不安が消えない私。とその瞬間ちょっと茶色っぽい物をまたミルクのような液体と一緒に吐き出した我が娘。
これはさすがに何かおかしい!!!!ナースコールを再び押す。
すると15秒くらいで誰かが来た。
「この茶色いの吐き出したんですが」と見せながら訴える私。
「あっこれはきっと痰ね。助産師に伝えておくわ」と言いさらっと病室を後にした。
これは普通な事よ心配しないで大丈夫!とか少なくてもそんな言葉が欲しかった。がここは日本ではない。イギリスだからしょーがないのか。。。と言い聞かせ落ち着く。
その後も誰かしらがナースコールを鳴らしている音が聞こえたが1~2分は常に鳴りやむことななかった。
ナースコールを鳴らしても来ないナース。。。ナースコールの意味ってなんなんだろうと深く考えた。
夜中の1時頃には痛み止めを配る女性が病室に現れ、一人一人に痛み止めがいりますか?と丁寧に訪ねていた。
そして同じ女性は朝方6時頃にも一人一人に痛み止めの有無を訪ねていた。私は特に会陰が痛む訳でもなかったのでその女性からのオファーを2回とも断っていた。その女性が私に「昨日の夜から一人で不安だったでしょ。でもあなたはしっかり赤ちゃんを見てて偉いわ」と言われて一言でなんとなく涙が出そうになった。
それくらい病院にいるのに一晩不安だったのだ。